【2024年最新】不動産仲介会社の年収ランキングTOP10!高年収営業マンを目指すには

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不動産仲介は、不動産を通して顧客の夢をサポートするやりがいのある仕事です。扱う商材が高額なだけに、営業職としてよい成績を残すには大変な努力が必要ですが、大仕事をやり遂げられたときには大きな達成感を得られるものです。

今回紹介するのは、不動産仲介事業を扱う会社の平均年収ランキングです。不動産仲介の仕事に興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。

また、不動産仲介の年収は、インセンティブによって大きく左右されるケースがあります。高年収営業マンを目指すためのポイントもあわせて紹介するので、参考になさってみてください。

不動産仲介会社の年収ランキングTOP10

それではさっそく不動産仲介会社の年収ランキングをみていきましょう。

なお、今回の年収ランキングでは、公式採用ページや転職サイトの給与表記の平均値を採用しています。例えば、「給与:500~800万円」という表記の場合、平均年収は「650万円」になります。

会社・持株会社名 平均年収 「建築転職」における求人
職種 年収
第1位 三井住友トラスト不動産 1,108万円
第2位 オープンハウス 1,029万円 土地仕入れ営業: 400~700万円
住宅営業: 400~700万円
建築施工管理: 420~700万円
木造戸建アフターメンテナンス: 420~800万円
設計職: 420~700万円
第3位 みずほ不動産販売 883万円*2
第4位 三菱地所
リアルエステート
サービス
881万円*2
第5位 住友不動産販売 879万円*1 新築戸建設計プランナー: 500~900万円
営業(マンション販売): 330~870万円
営業(法人): 330~1,107万円
営業(賃貸仲介): 300~643万円
営業(売買仲介): 430~1,535万円
第6位 三菱地所UFJ不動産販売 750万円*1
第7位 積水ハウス不動産東京 700万円*2
第8位 東急リバブル 623万円*2
第9位 野村不動産
ソリューションズ
550万円*1
第10位 三井不動産
リアルティグループ
422万円*2

参考:
*1 公式ホームページのキャリア採用ページ
*2 他社転職サイトのデータ

上位と下位で大きな差が見られるなか、平均年収が1,000万円を超えていたのは、「三井住友トラスト不動産」と「オープンハウス」の2社です。上位には大きな物件を扱う会社が揃っていますが、戸建て住宅を主に扱っているオープンハウスが2位にランクインする結果になりました。

不動産仲介の営業職とは

不動産仲介は、自社が開発した物件を扱うデベロッパーなどとは少し違った難しさがあります。ここでは、不動産仲介の営業職の特徴を紹介します。

年収の個人差が大きい

まず、年収の個人差が大きいことが特徴です。理由は、インセンティブ報酬が大きいからです。好成績を安定して残せる営業マンはインセンティブにより高年収を期待できますが、成績を残せないとなかなか年収を上げることができません。

不動産仲介は、物件を「売りたい人」と「買いたい人」を繋げる仕事です。「売りたい人」と「買いたい人」の両方に価値を提供できる高度な専門知識と優れたコミュニケーション能力を身に付け、周りと差をつけられれば、高年収を実現できるかもしれません。

高年収営業マンへの道は険しい

不動産仲介で高年収を実現するには、専門知識やコミュニケーション能力を磨くこと以外にも、さまざまな困難を乗り越える必要があります。以下に、不動産仲介の営業職がつらいとされる理由を紹介します。

  • 勤務時間が長い
  • 休みを取りづらい
  • 商材が高額で売りにくい
  • ノルマが厳しい

なかでも不動産仲介営業ならではの難しさは、「商材が高額」であることにあります。数千万~数百億円の物件に買う・売る価値があることを説得するには、建物や立地に関する情報収集能力や、わかりやすく価値を伝えるプレゼン・コミュニケーション能力だけでなく、高額取引特有の不安やプレッシャーに負けないメンタルの強さが必要です。

顧客の夢に寄り添えることが魅力

不動産仲介は、高額な商材を扱う難しい仕事ですが、「顧客の夢に寄り添える」ことが大きな魅力と捉えている人が多いようです。戸建て住宅が商材であれば「夢のマイホーム」、大きなビルを扱う場合は「会社の発展」、さらには「豊かな社会」の実現を応援することができます。

「建物の売買」が、大きなプロジェクトの成否を左右することも珍しくありません。自分の活躍が一世一代のプロジェクトの成功に貢献できたときは、何にも代えがたい達成感を得ることができるでしょう。

高年収営業マンへの道

高年収営業マンになるには、高額なインセンティブ報酬を得られるだけの好成績を残す必要があります。ここでは、好成績を残せる営業マンになるためのポイントを紹介します。

地域を絞って売主を探す

ひとつ目のポイントは、「地域を絞って売主を探す」ことです。地域を絞ると、ローカル知識が身に付き、地域特有の専門知識や情報を披露することで顧客の信頼を得ることができます。

買主ではなく「売主」を探すことも重要なポイントです。不動産仲介会社は、「売る物件」を持っていると取引を有利に進められます。どれだけ買う意思を持っていても、売る側に断られれば契約が成立しないからです。

不動産仲介会社が大きな報酬を得られるのは、両手仲介です。両手仲介とは、物件の売却の仲介を依頼された不動産仲介会社が、買主の仲介も受託して売買契約を成立させることを指します。売主を見つけられないと両手仲介を受けることができないので、「売主を見つける」ことが不動産仲介営業マンの高評価に繋がります。

顧客の利益の最大化を目指す

不動産仲介は、売主・買主である顧客の利益を最大化させることが大切です。ポイントは、「お金」に捉われすぎないこと。もちろん、売主としては「高く売りたい」、買主としては「安く買いたい」というのが基本的な望みですが、「お金」という尺度だけでは物件の価値を正しく測れません。

例えば、オフィスビルを買いたい人が「高い」と感じていたとしても、その土地にオフィスを構えることで大きな利益を得られるかもしれません。それを説得するには、他の事務所との位置関係や、駅の利便性などを説明した方がよいでしょう。

また、物件を売りたい人が「もっと高く売りたい」と感じていたとしても、高く買ってくれる人を探している間に資金調達の適切なタイミングを逃してしまうかもしれません。場合によっては、資金調達を早めて次の事業の展開を前倒しにすることで、安く売った分のお金を取り返すことができるでしょう。

このように、お金に捉われすぎずに価値を測り、顧客の利益を最大化していくことが、不動産仲介営業マンにとって大切なことです。

売買仲介を強みにする

不動産仲介には、売買仲介だけでなく賃貸仲介もあります。仲介手数料は、売買仲介の方が高額なので、好成績を目指すには、売買仲介を強みにする方がおすすめです。イメージを助けるために、仲介手数料の具体例を紹介します。

賃貸の仲介手数料の上限は、法律で「家賃の1ヶ月分+消費税」と定められています。そのため、家賃が10万円であれば、「11万円」が上限です。「貸す側」と「借りる側」のそれぞれに仲介会社が付いている場合、基本的にはその半分の5.5万円をそれぞれが受け取ることになります。苦労して成立させた取引の報酬が5.5万円では、少し物足りないですよね。

一方、400万円を超える物件の売買における仲介手数料の上限は、「取引物件価格×3%+消費税」と定められています。物件価格が4,000万円であれば、仲介手数料の上限は、「138.6万円」です。こちらの場合も、「売る側」と「買う側」のそれぞれに仲介会社が付いている場合は、上記の仲介手数料を分けることになります。「売買仲介」、さらには「両手仲介」の取引を実現することが、不動産仲介営業マンの評価に繋がります。

実際の年収については転職エージェントに聞いてみよう

今回は、公式採用ページや転職サイトの情報から不動産仲介会社の年収ランキングを作成しましたが、インセンティブ報酬の存在により、実際の年収は不透明なのが実情です。成果によってどれほどの年収を期待できるかは、業界の実情に精通したプロフェッショナルである不動産仲介専門の転職エージェントに聞いてみましょう。

不動産仲介の仕事に興味がある方は、ぜひ「建築転職」にご相談ください。

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おわりに

不動産仲介は、顧客に寄り添って夢の実現をサポートできる素敵な仕事ですが、商材が高額なので取引を成立させる難しさがあります。様々な困難を乗り越えて取引を実現できれば、大きな達成感を得られるだけでなく、高年収を期待することもできます。営業マンとして大きな仕事を成し遂げたいという方は、挑戦してみてはいかがでしょうか。

不動産仲介会社で働いてみたい方は、ぜひ「建築転職」にご相談ください。

この記事を監修した人

プロフィール写真

株式会社トップリフォームPLUS
取締役
小森 武

保有資格:1級施工管理技士・一級建築士

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