設計職への志望動機の書き方を解説、設計職の平均年収や求人例、就職・転職時のアピールポイントも紹介

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設計職は建物をデザインし、豊かな空間を提供することで多くの人の夢を叶えられる素敵な職業です。設計職への志望動機を書くときは、自己分析と業界・企業の研究を行い、その企業が目指す“ものづくり”に対する思いを伝えることが大切です。

この記事では、研究の仕方や志望動機の書き方をご紹介します。設計職を志望している方はぜひご覧になってみてください。

エントリーシート作成前の準備

エントリーシート作成前に自己分析、業界・企業の研究を行いましょう。これらの準備をしっかり行うことで、自分が本当にその企業に入りたいかを確認でき、エントリーシートに書く内容を充実できます。

自己分析

まずは自己分析を行いましょう。最も大切なことは、「この仕事をやりたい」という気持ちを確認することです。設計職では、“ものづくりが好き”、“建築が好き”、“新しいものを生み出すのが好き”といった特徴が重要。

今までの人生を振り返り、これらの特徴を実感する出来事を思い出してみてください。“小さい頃から図工が好き”、“旅先で建築を見るのが好き”といった日常的なことでも構いません。

また、“自分の強みがその仕事にどう役に立つのか”、“自分の弱みに対してどう対処するのか”というのが、業界に関わらずよくされる質問です。自分の強みと弱みを書き出し、自分の理解を深めましょう。そして、“細やかな気遣いが満足度の高い建物の実現に繋がる”、“面倒くさがりな部分があるが、効率的な方法を見つけるのが得意なので、手際よくこなしていきたい”などのようにフレーズを考えてみてください。

フレーズを考える際は、関連するエピソードがあると説得力が増します。先ほどの例では、“部長として部員をまとめあげながら県大会優勝に導いた”といった“気遣いができる”ことをイメージできるエピソードがよいでしょう。

業界の研究

自己分析を行い、その仕事への思いを確認できたら、業界・企業の研究に移ります。「建設業」がどのような業界か調べてみてください。良い面と悪い面の両方を把握するのが大切です。

キーフレーズは、“ものづくりで社会に貢献する”、“豊かな暮らしを支える”、“BIMをはじめとしたICT技術”、“時間外労働”、“人手不足”など。また、構造設計や設備設計を志望する場合は、“建築主の命・財産を守る”、“快適な環境を提供する”といった専門特有の役割を把握しておきましょう。

自己分析と業界研究の内容を照らし合わせ、関係性を明確にしておくとエントリーシートを書きやすくなります。

企業の研究

次に、企業の研究を行います。「数ある“建設業”の会社のなかで、なぜ“この会社”なのか」というのが企業の関心です。

企業のホームページで、“キャッチコピー”、“会社概要”、“企業理念”、“今後のビジョン”などを確認し、これらについても自己分析の内容と絡めた文脈を考えてみましょう。

また、設計職はものづくりの仕事なので、その企業が携わったなかで“好きな建築”を用意しておくのが大切です。面接で聞かれやすい質問であるため、しっかりと対策しましょう。その企業に関係なく好きな建築もいくつか用意しておくと安心です。

志望動機の書き方・例文

それでは、志望動機の書き方のポイントをみていきましょう。例文をいくつか示すので、アレンジしながら書いてみてください。

建設業・設計職に対する思いを伝える

「建設業・設計職を志望する動機」の項目については、“ものづくり”や“建築”に対する思いを伝えましょう。工作などの手を動かす作業が好きなことや、感動した建築物を表現できると印象力がアップします。構造設計・設備設計に志望する場合は、ここでそれらについて触れるとよいです。

【例文1】
小さい頃から工作が好きで、父とDIYで犬小屋などをつくっていました。将来は“ものをつくる”仕事をしたいと考えるようになり、ものづくりを存分に楽しめる建設業を志望しています。
【例文2】
東北地方太平洋沖地震での津波被害を目の当たりにし、災害に対しても安全な建物を設計したいという思いを抱いたことから構造設計を志望しています。大学時代は、流体シミュレーションと構造解析を行い、津波に対して安全性の高い構造架構を考案しました。

企業研究の成果を伝える

「企業に志望する動機」の項目については、自己分析の内容を絡めながら企業研究の成果を伝えましょう。キャッチコピーや企業理念、好きな建築に触れながら、“どのような部分に共感したのか”、“自分の強みや経験が企業の発展にどう役立つのか”を表現します。エピソードを交えながら説得力を高めるのがポイントです。

【例文1】
“子どもたちに誇れる仕事を”というコーポレートメッセージに強く共感しました。私が建設業を志望するようになったきっかけは、子どものときに参加した建設業の体験イベントです。私も、子どもたちに誇れる誠実な仕事で、次の世代につながる素晴らしい建築を世に残していきたいと考えています。
【例文2】
大学時代に“あべのハルカス”の見学会に参加し、設計者の説明に強く感銘を受けました。“あべのハルカス”のように、意匠・構造・設備がお互いに高め合うことで実現できる素晴らしい建物を設計したいと考えています。

自分の強みや経験を伝える

「自分の強みや経験」についての項目では、それらが企業理念やビジョンにいかに寄与するかを述べましょう。強みは特別なことではなくても問題ありません。正直に感じる自分の強みをうまく企業理念などに関連づけるのが大切です。

【例文1】
私の強みは、“強いリーダーシップ”です。大学時代は部活動の部長を務めました。持ち前のリーダーシップを発揮して個性豊かなメンバーをまとめ、目標のために一丸となるチームをつくりあげました。建築プロジェクトにおいても周囲を導きながら進められる存在になりたいと考えています。
【例文2】
私の強みは、集合住宅の設計経験が豊富なことです。内覧会やアフターケアにも積極的に取り組み、エンドユーザーの多くの声を聞いてきたことから、ユーザビリティに配慮した設計が得意です。ユーザーファーストな住宅を提供している貴社の設計においても長所を活かして活躍したいと考えています。

就職・転職時にアピールポイントとなる資格

ここでは、エントリーシートの「資格」の項目で記載すると有利になる資格をご紹介します。下記以外でも、建築に限らず所有している資格は書いておきましょう。趣味の資格であっても面接のときに話題を振ってもらえるかもしれません。よい印象を与えられるチャンスに繋がります。

建築士資格

“建築士資格”を所有している場合は記載しておきましょう。特に、中途採用の場合は、ないと他の志望者に差を付けられてしまう可能性があります。新卒の場合は、“学業を優先した”という明確なビジョンがあれば、入社してからの取得で問題ないでしょう。

専門資格

“インテリアコーディネーター”や“BIM関連の資格”など、建築関連の専門資格があれば書いておきましょう。意識の高さをアピールできます。

英語関連の資格

“英検”・“TOEIC”・“TOEFL”などの英語能力の高さをアピールできる資格があれば記載しておきましょう。近年は企業の海外進出が活発です。そのため、英語能力はアドバンテージになります。

設計職の平均年収

転職サービスdodaの「平均年収ランキング【最新版】」において、「設計(建設/土木)」の平均年収が456万円であると公表しています。20代の平均年収は387万円ですが、30代は494万円、40代は569万円と、経験が年収の増加につながる職種です。

設計職の年収は、働く方全体から見ると平均的です。国税庁「令和3年分 民間給与実態統計調査」によると、民間で働く方の平均年収は443万円となっています。これは設計職の平均年収とほぼ同じです。

建築士の資格があると、より高い年収が期待できます。「求人ボックス 給料ナビ」では一級建築士の平均年収が499万円と公表しています。

尚、建築士のその他の資格についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

設計職の求人募集例

では最後に、設計職ではどのような求人募集があるか見てみましょう。「建築転職」で取り扱っている求人の一例をご紹介します。
(※2023年8月時点の求人情報です。募集内容は変わる可能性があります)

大手ハウスメーカーが全国主要都市で募集

  • 戸建住宅、集合住宅の設計(設計、施工管理の経験者を募集)
  • 完全週休2日制
  • 年収5,000,000円〜10,000,000円
  • U・Iターン転職希望者歓迎
  • 有名な大手ハウスメーカーの設計職の募集です

尚、施工管理の資格や仕事内容はこちらの記事を御覧ください。

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おわりに

設計職への志望動機の書き方を解説しました。大切なのは、正直に自分の個性を伝え、会社や社会に貢献できることを表現することです。嘘を書いて無理に入社しても肌に合わないかもしれません。ありのままの自分を受け入れてくれる会社を探してみてください。

この記事を監修した人

プロフィール写真

株式会社トップリフォームPLUS
取締役
小森 武

保有資格:1級施工管理技士・一級建築士

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