【2025年最新】組織設計事務所のキャリア採用年収ランキングを紹介。平均年収800万円以上が3社に

非公開求人例 完全週休2日、月収75.5万円 スーパーゼネコン

非公開求人は
建築転職で紹介しています。

無料登録フォーム
  • STEP1
  • STEP2
  • STEP3
お探しの求人
新卒(就職)

次へ

希望の職種
就業可能日
希望の勤務地

次へ

年齢
お名前


メールアドレス
例:info@sample.co.jp (※半角英数字)
電話番号

15,224人の方が、この記事を参考にしています。

多くの優秀な設計者を抱え、デザイン性に優れた名建築を数多く生み出しているのが組織設計事務所です。組織設計事務所の大きな特徴は、施工部門を持たず設計・監理に強みを持つこと。施工部門からの要望が強いゼネコンの設計部と比べると、比較的自由な発想で設計業務に取り組めます。

組織設計事務所は未上場企業が多く、平均年収を公表していないケースが一般的です。そのため、転職活動に取り組んでいる方のなかには組織設計事務所に勤めたいけど年収が気になるという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、公式採用ページ、当社・他社の採用募集データから作成したキャリア採用の平均年収ランキングを紹介します。実際の年収は個人の資格・能力で異なりますが、組織設計事務所で働きたいという方は参考になさってください。

組織設計事務所のキャリア採用年収ランキングTOP15

それではさっそく組織設計事務所のキャリア採用年収ランキングをみていきましょう。今回のランキングでは、売上高上位の企業を対象に調査を行っています。

なお、平均年収は採用ページの給与表記の平均値としています。例えば、「給与:500~800万円」という表記の場合、平均年収は「650万円」です。

会社名 平均年収 「建築転職」における求人
職種 年収
第1位 日建設計 910万円*1
第2位 梓設計 875万円*2 施工図・設計:
その他:
480~1,000万円
600~1,000万円
第3位 日本設計 801万円*3
第4位 RIA(アール・アイ・エー) 750万円*2 施工図・設計: 600~950万円
第4位 山下設計 750万円*1 施工図・設計:
工務・積算:
その他:
500~1,000万円
500~1,000万円
500~1,000万円
第4位 NTTファシリティーズ 750万円*1 施工図・設計:
電気施工管理:
空調施工管理:
600~900万円
400~1,000万円
500~1,000万円
第7位 久米設計 700万円*2 施工図・設計: 600~800万円
第8位 大建設計 677万円*1 施工図・設計: 500~800万円
第9位 石本建築事務所 650万円*2 施工図・設計: 500~800万円
第9位 JR東日本建築設計 650万円*3
第9位 松田平田設計 650万円*3 施工図・設計:
その他:
442~775万円
546~775万円
第12位 三菱地所設計 635万円*1
第13位 安井建築設計事務所 609万円*3 施工図・設計:
工務・積算:
420~728万円
420~560万円
第14位 類設計室 600万円*1 施工図・設計: 550~650万円
第15位 日企設計 560万円*2 意匠設計: 420~700万円

参考:
*1 公式ホームページのキャリア採用ページ
*2 建築転職の求人データ
*3 他社転職サイトの求人データ

平均年収800万円以上の組織設計事務所

日建設計、梓設計、日本設計

平均年収が800万円を超えたのは、日建設計・梓設計・日本設計の3社です。日本設計は約75万円の年収アップで上位ランクインを果たしました。3社の特徴は以下のとおりです。

・日建設計:毎年のように受賞数のトップを争っている有力な設計事務所
・梓設計:「建築に、温度を。」がコンセプト、社会・建築主・建物利用者につくり手の熱量が伝わるようなロマン溢れる企画が得意
・日本設計:近年は「東京ミッドタウン八重洲」「麻布台ヒルズ」といったビッグプロジェクトで存在感

テレワークやフレックス勤務、フリーアドレスオフィスなどの新しい働き方を取り入れ、また、育児・介護休暇制度などの福利厚生が充実しています。採用されることができれば充実した設計者生活を送ることができるでしょう。

平均年収650万円以上の組織設計事務所

RIA、山下設計、NTTファシリティーズ、久米設計、大建設計、石本建築事務所、JR東日本建築設計、松田平田設計

平均年収が650万円以上の組織設計事務所は、上記の8社です。通信事業に強いNTTファシリティーズ、駅施設を多く扱うJR東日本建築設計、デザイン力の評価が高い久米設計や松田平田設計など、個性豊かな設計事務所が揃っています。いずれの設計事務所も建設業界で強い存在感を放っており、有名建築や大規模プロジェクトを手掛けています。

多くの設計者を抱えているため、働きやすい環境が整っている印象です。社会への影響力が強いプロジェクトをとおしてやりがいを感じながらも、ワークライフバランスを意識した生活を送れるでしょう。

平均年収550万円以上の組織設計事務所

三菱地所設計、安井建築設計事務所、類設計室、日企設計

平均年収が550万円以上の組織設計事務所は、上記の4社です。国税庁の「令和5年分民間給与実態統計結果」によると全国の平均年収は569万円であり、上記の4社も同等以上の年収を期待できる結果になりました。

三菱地所設計は、三菱が所有している東京・丸の内を舞台に「100年先も続く、まちづくり」を展開しています。また、安井建築設計事務所は国内だけでなくアジアの建築・インフラの設計・監理を得意としています。

それぞれの設計事務所に特色があるので、「自分が設計に携わりたいプロジェクト」で事務所を選ぶのもおすすめです。

参考:令和5年分 民間給与実態統計調査(国税庁)

ゼネコン設計部やアトリエ設計事務所との違い

ここまでは組織設計事務所の年収ランキングを紹介しました。日本には、建築の設計に携わることができる組織として、他にも「ゼネコン設計部」と「アトリエ設計事務所」があります。

ここでは、「組織設計事務所」「アトリエ設計事務所」「ゼネコン設計部」の特徴を紹介します。転職活動で組織の形態で悩んだときは参考になさってください。

組織設計事務所

組織設計事務所は、設計業務を生業とする大きな事務所です。施工部門を持たず、設計・監理を主な事業としています。ゼネコンのように施工部門からの圧力を受けることが少なく、また、アトリエ事務所のように代表建築家の色に染められることもありません。自分の設計思想を大切にしながらオープンな環境で設計に携われる会社といえるでしょう。

組織設計事務所は公共事業を得意とする傾向があります。公共事業は設計施工分離が原則であり、設計は組織設計事務所、施工はゼネコンというケースが一般的だからです。公共事業で社会・地域に貢献したい方には組織設計事務所がおすすめです。

アトリエ設計事務所

アトリエ設計事務所は、建築家が独立して開業した設計事務所です。作品には代表建築家の個性や意向が強く反映されます。代表建築家に憧れを抱き、技術を学びたいという方におすすめです。

「隈研吾建築都市設計事務所」のような組織設計事務所と同等の規模の事務所もありますが、基本的には小規模で運営しているケースが一般的です。労働環境や収入面に関しては事務所によってさまざまなので、事前の調査をしっかりと行うようにしましょう。

ゼネコン設計部

ゼネコンは、建築物の施工が主な事業であり、設計部には「施工するための設計」が求められます。作りやすさや工期、コストといった観点で合理的な設計を行うことが大切です。

設計上の制約が多い面もありますが、実施設計を行い、施工部門と調整を行いながら建築をつくりあげていく過程は、何ものにも代えられないものです。「ものづくり」の醍醐味を楽しみたい方は、ゼネコン設計部に所属するのがよいでしょう。

実際の年収や福利厚生は転職エージェントに聞いてみよう

今回の年収ランキングでは採用ページや転職サイトのデータを参考にしていますが、実際の年収は各企業の規程に合わせて個人の資格や能力で決まります。

ご自身の現状に合わせた給与の相場を知りたい場合は、業界の実情に精通したプロフェッショナルである建設業界専門の転職エージェントに聞いてみましょう。転職エージェントは企業の雰囲気や働き方についても教えてくれるので、働く環境を重視したい場合も相談してみるとイメージを掴みやすくなります。

組織設計事務所の仕事に興味がある方は、ぜひ「建築転職」にご相談ください。

↓無料登録はこちらから

おわりに

組織設計事務所は、公共事業や再開発事業をとおしてやりがいを感じながら働ける環境です。大規模プロジェクトの企画・設計の初期段階に携わることも多く、「街をつくる」感覚を味わえるかもしれません。

組織設計事務所で働いてみたい方は、ぜひ「建築転職」にご相談ください。

この記事を監修した人

プロフィール写真

株式会社トップリフォームPLUS
取締役
小森 武

保有資格:1級施工管理技士・一級建築士

関連する記事