【2024年最新】組織設計事務所のキャリア採用の年収ランキングを紹介。上位2社は平均年収800万円以上

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多くの設計者を抱え、デザイン性に優れた数々の名建築を世に生み出しているのが、組織設計事務所です。組織設計事務所の大きな特徴は、施工部門を持たないこと。施工部門からの要望が強いゼネコンの設計部と比べると、自由な環境で設計業務を楽しめます。

転職活動に取り組んでいる方のなかには、組織設計事務所に興味があり、年収が気になるという方も多いのではないでしょうか。しかし組織設計事務所は未上場企業が多く、平均年収を公表していないケースも珍しくありません。

この記事では、公式採用ページ、当社・他社の採用募集データから作成したキャリア採用の平均年収ランキングを紹介します。建築物の設計に携わりたい方は、ぜひご覧になってみてください。

組織設計事務所のキャリア採用年収ランキングTOP15

それではさっそく組織設計事務所のキャリア採用年収ランキングをみていきましょう。

なお今回の年収ランキングの平均年収は、採用ページの給与表記の平均としています。例えば、「給与:500~800万円」という表記の場合、平均年収は「650万円」になります。

会社名 平均年収 「建築転職」における求人
職種 年収
第1位 日建設計 910万円*1
第2位 梓設計 913万円*2 意匠設計:
工事監理:
650~1,000万円
600~1,000万円
第3位 RIA(アール・アイ・エー) 788万円*2 建築意匠設計:
電気設備設計:
機械設備設計:
600~900万円
700~950万円
700~950万円
第4位 山下設計 750万円*1 フィールドサービス:
セールスサービス:

500~1,000万円
500~1,000万円
500~1,000万円
500~1,000万円
500~1,000万円
500~1,000万円
第5位 NTTファシリティーズ 750万円*1 設計:
施工管理:
営業(分譲):
営業(戸建て):
アフターメンテナンス:
500~1,000万円
500~1,000万円
第6位 日本設計 724万円*3
第7位 久米設計 724万円*2 意匠設計:
構造設計:
電気設備設計:
機械設備設計:
600~800万円
600~800万円
600~800万円
600~800万円
第8位 大建設計 677万円*1 設備設計: 550~800万円
第9位 安井建築設計事務所 671万円*3
第10位 石本建築事務所 650万円*2 建築意匠設計監理: 500~800万円
第11位 JR東日本建築設計 650万円*3
第12位 三菱地所設計 635万円*1
第13位 松田平田設計 627万円*3
第14位 類設計室 600万円*1 意匠設計: 550~650万円
第15位 日企設計 560万円*2 意匠設計: 420~700万円

参考:
*1 公式ホームページのキャリア採用ページ
*2 建築転職の求人データ
*3 他社転職サイトの求人データ

平均年収800万円以上の組織設計事務所

日建設計・梓設計

平均年収が800万円以上の組織設計事務所は、「日建設計」と「梓設計」の2社。
日建設計は、毎年のように受賞数のトップを争っている有力な設計事務所です。梓設計は、「建築に、温度を。」をコンセプトに、社会・建築主・建物利用者につくり手の熱量が伝わるようなロマン溢れる企画を得意としています。

テレワークやフレックス勤務、フリーアドレスオフィスなどの新しい働き方を取り入れており、育児・介護休暇制度などの福利厚生も充実しています。採用されることができれば充実した設計者生活を送ることができるでしょう。

平均年収650万円以上の組織設計事務所

RIA・山下設計・NTTファシリティーズ・日本設計・久米設計・大建設計・安井建築設計事務所・JR東日本建築設計

平均年収が650万円以上の組織設計事務所は、上記のとおりです。通信事業に強いNTTファシリティーズ、駅施設を多く扱うJR東日本建築設計、デザイン力の評価が高い久米設計や日本設計など、個性豊かな設計事務所が揃っています。いずれの設計事務所も建設業界で強い存在感を放っており、有名建築や大規模プロジェクトを手掛けています。

多くの設計者を抱えているため、働きやすい環境が整っている印象です。社会への影響力が強いプロジェクトをとおしてやりがいを感じながらも、ワークライフバランスを意識した生活を送れるでしょう。

平均年収550万円以上の組織設計事務所

松田平田設計・三菱地所設計・類設計室・日企設計

平均年収が550万円以上の組織設計事務所は、上記の4社です。国税庁の「令和4年分民間給与実態統計結果」によると、建設業の平均年収は529.1万円であり、上記の4社も建設業界の平均年収を上回る結果となりました。

松田平田設計は、「日産スタジアム」や「東京国際空港(羽田空港)第2旅客ターミナル」を手掛けた設計事務所です。また、三菱地所設計は、三菱が所有している東京・丸の内を舞台に、「100年先も続く、まちづくり」を展開しています。

それぞれの設計事務所に特色があるので、「自分が設計に携わりたい建築」で事務所を選ぶのもよいでしょう。

ゼネコン設計部やアトリエ設計事務所との違い

ここまでは組織設計事務所の年収ランキングを紹介しましたが、日本には、建築の設計に携わることができる組織として、他にも「ゼネコン設計部」と「アトリエ設計事務所」があります。

以下では、「組織設計事務所」「アトリエ設計事務所」「ゼネコン設計部」それぞれの特徴を紹介します。所属する組織を決めるときの参考にしてみてください。

組織設計事務所

組織設計事務所は、設計業務を生業とする大きな事務所です。施工部門を持たず、設計料で事業を成立させています。ゼネコンのように施工部門からの圧力を受けることや、アトリエ事務所のように代表建築家の色に染められることもありません。中立な立場で設計に取り組める環境といえるでしょう。

公共事業は設計施工分離が原則であり、ゼネコンが設計を担当することはあまりありません。そのため、公共事業に携わりたい方は、組織設計事務所がおすすめです。

アトリエ設計事務所

アトリエ設計事務所は、建築家が独立して開業した設計事務所です。作品には代表建築家の個性や意向が強く反映されます。代表建築家に憧れを抱き、技術を学びたいという方におすすめです。

「隈研吾建築都市設計事務所」のような大きな設計事務所もありますが、基本的には小規模な事務所が一般的です。労働環境や収入面に関しては事務所によってさまざまなので、事前の調査をしっかりと行うようにしましょう。

ゼネコン設計部

ゼネコンは、建築物を施工することが主な事業であり、設計部は「施工するための設計」が求められます。作りやすさや工期、コストといった観点で合理的な設計を行うことが大切です。

設計の制約が多い面もありますが、実施設計を行い、施工部門と調整を行いながら一緒に建築をつくりあげていく経験は、何ものにも代えられないものです。「ものづくり」の醍醐味を楽しみたい方は、ゼネコン設計部に所属するのがよいでしょう。

実際の年収や福利厚生は転職エージェントに聞いてみよう

実際の年収は、各企業の規程に合わせて個人の資格や能力で決まります。また、設計は多くの人とコミュニケーションを取りながら進めるので、企業の雰囲気も仕事を続けるうえで重要な要素になるでしょう。

ご自身の現状に合わせた給与の相場や企業の雰囲気については、業界の実情に精通したプロフェッショナルである建設業界専門の転職エージェントに聞いてみましょう。

組織設計事務所の仕事に興味がある方は、ぜひ「建築転職」にご相談ください。

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おわりに

組織設計事務所は、公共事業や再開発事業をとおして仕事にやりがいを感じられる素敵な環境です。大規模プロジェクトでは、CMやPMといった川上段階の業務を扱っている組織設計事務所も多く、「街をつくる」感覚を味わえるかもしれません。

組織設計事務所で働いてみたい方は、ぜひ「建築転職」にご相談ください。

この記事を監修した人

プロフィール写真

株式会社トップリフォームPLUS
取締役
小森 武

保有資格:1級施工管理技士・一級建築士

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