【2024年最新】サブコンの平均年収ランキング。TOP3は空調衛生設備会社が独占

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社会における環境意識の向上や建設DXに伴うBIM需要の高まりから、建設業界で存在感を強めているのが、サブコントラクター(以下、サブコン)です。建築主やゼネコンからの高い要求に応えるため、多忙を極めることも多いサブコンですが、その分、高い年収を期待できる企業も少なくありません。大手サブコンともなれば、ゼネコンにも引けを取らない高年収を得られるでしょう。

そこで、この記事では、2023年3月末における各社の有価証券報告書をもとにまとめた平均年収ランキングを紹介します。建築設備の専門知識・技術を活かして高年収を実現したい方は、ぜひご覧になってみてください。

サブコンの年収ランキングTOP16

それではさっそくサブコンの年収ランキングを紹介します。

国税庁の「令和4年分民間給与実態統計結果」によると、建設業の平均年収は、529.1万円です。第16位のサーラコーポレーションでも平均年収は652万円であり、建設業の平均と比べて高い年収を期待できるサブコンが数多く存在することがわかりました。

会社名 平均年収 「建築転職」における求人
職種 年収
第1位 大気社 966万円
第2位 新日本空調 957万円
第3位 高砂熱学工業 945万円
第4位 ダイダン 898万円
第5位 きんでん 850万円
第6位 朝日工業社 847万円
第7位 住友電設 816万円
第8位 日本電設工業 779万円
第9位 中電工 748万円
第10位 関電工 748万円 建築施工管理:
空調施工管理:
電気施工管理:
450~800万円
500~800万円
400~800万円
第11位 明電舎 743万円
第12位 ユアテック 715万円
第13位 トーエネック 710万円
第14位 四電工 704万円
第15位 九電工 685万円
第16位 サーラコーポレーション 652万円

参考:2023年3月末時点の最新の有価証券報告書

平均年収900万円以上のサブコン

大気社・新日本空調・高砂熱学工業

平均年収が900万円を超える企業は、上記の3社でした。大気社・新日本空調・高砂熱学工業は、すべて空調・衛生設備系サブコンです。

大気社は、ビル・産業空調設備のほか、自動車塗装設備を得意としており、海外にも多くの連結子会社を展開しています。新日本空調は、空気調和・衛生工学会で多くの学会賞を受賞している三井グループのサブコンです。また高砂熱学工業は、業界トップの有効特許を有し、高い技術力を売りにしています。

それぞれに特色がありますが、高い技術力で社会の要求に応え続けていることが企業の評価に繋がっていることが共通してうかがえます。

平均年収800万円以上のサブコン

ダイダン・きんでん・朝日工業社・住友電設

空調・衛生設備系サブコンであるダイダン・朝日工業社のほか、電気設備工事を得意とする住友電設・きんでんがランクイン。特に、同じく電力会社のグループ企業である電気設備系サブコンと比べ、きんでんが上位に位置しているのは、注目すべきポイントといえるでしょう。

平均年収650万円以上のサブコン

日本電設工業・中電工・関電工・明電舎・ユアテック・トーエネック・四電工・九電工・サーラコーポレーション

平均年収650万円以上のグループでは、各地域の電力会社と結びつきの強い電気設備系サブコンの存在が目立ちます。これらの電気設備系サブコンは、電力会社から安定的に仕事が供給されることがメリットです。

サブコンの需要は右肩上がり

冒頭でも述べたとおり、建築設備の重要性が増している現代の建設業界において、サブコンの需要は高まっています。ここでは、サブコンが将来的にも高い需要を期待できる背景をみていきましょう。

環境問題への関心

環境問題は、いまや世界的な関心です。そのため多くの企業が、環境に配慮した施設の建設でサステナブル社会やSDGsへの貢献をアピールすることで、企業イメージを向上できると考えています。実際、建設プロジェクトの入札要項に環境配慮の取り組みが盛り込まれることが珍しくなくなりました。

建設プロジェクトで環境配慮の取り組みを実現するには、サブコンの力が欠かせません。日進月歩の建築設備において、最先端の知識・技術を有しているのは、それぞれの専門に特化したスペシャリストであるサブコンだからです。

設計事務所やゼネコンの設計者や施工管理者は、建築設備に関する幅広い知識や技術を持っています。しかし、空調衛生や電気といった個々の分野に特化した知識や技術は、サブコンの技術者の方が優れているケースが一般的です。専門的な深い知識で設計者・施工者・建築主の思いを実現できるサブコンの技術者は、貴重な存在として重宝されるでしょう。

また、「ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)」「Nearly ZEB」「ZEB Ready」「ZEB Oriented」「ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」といった補助金と関係する明確な省エネ基準が定められたこともサブコンの活躍の場を広げています。新日本空調が「ZEBプランナー」としてコンサルティング業務を行っているケースに見られるとおり、複雑な計算と緻密な設計で厳しい省エネ基準を満足し、ZEBなどの実現を支援できるサブコンは、高い需要を期待できます。

建設DX・BIMへの対応

現代の建設業界において、もうひとつの大きな潮流となっているのが、建設DXです。デジタル化により建設プロセスの生産性を向上し、魅力ある働き方を実現するのが建設DXであり、なかでも取り組みの中心に据えられているのが、BIM(Building Information Model)の導入といえます。

BIMを活用した最も一般的な取り組みが、モデルの重ね合わせによる干渉チェックです。サブコンは、施工段階はもちろんのこと、設計段階の途中から配管や配線のモデル化の協力を求められることもあります。3次元モデルの管理が負担になることもありますが、干渉チェックで事前に問題を解決できればスムーズな施工に繋げられるので、サブコンとしても大きなメリットを得られるでしょう。

また、クラウドベースのデータ環境で建物の運用・維持管理を実施する取り組みも進められています。設備機器のメンテナンスや更新は、データ環境で管理する対象に挙げられやすい項目です。運用・維持管理段階におけるBIMの活用においてもサブコンの協力が求められるでしょう。

各サブコンの詳細は転職エージェントに聞いてみよう

今回の記事では各企業の平均年収を紹介しましたが、実際に就職したときの給与は各企業の規程に合わせて本人の資格や能力で決まります。自身の能力、実績などを考慮したうえで期待できる年収は、業界の実情に精通したプロフェッショナルである建設業界専門の転職エージェントに聞いてみましょう。

また、サブコンでの労働環境は、時間外労働が少ないとはいえないのが実情です。建物の利用時間外での作業が必要になることもあるので、場合によっては夜勤を任されることもあります。年収だけでなく、労働環境についても転職エージェントに聞いておくのがおすすめです。

サブコンの仕事に興味がある方は、ぜひ「建築転職」にご相談ください。登録いたただいた方には非公開求人情報も紹介しておりますので、ぜひ下記から無料登録ください。

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おわりに

サブコンは、将来的にも安定した需要を期待できる企業です。環境や建設DXといった観点でも注目を集めることが多くなっているので、やりがいを感じながら働くことができるでしょう。高度な知識と技術を身に付け、優れた実績を積むことができれば、高年収を期待できる企業へのステップアップも可能です。

サブコンで働いてみたい方は、ぜひ「建築転職」にご相談ください。

この記事を監修した人

プロフィール写真

株式会社トップリフォームPLUS
取締役
小森 武

保有資格:1級施工管理技士・一級建築士

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