【2024年最新】リフォーム業界の年収ランキングTOP16!高年収を期待できる企業は?

少子高齢化やリモートワークなどの新しい働き方の登場により安定した需要を抱えている「リフォーム業界」。建築業界のなかでも、顧客と二人三脚で夢を実現する側面が特に強く、人に寄り添う仕事をしたい方に人気の業界です。

実際にリフォーム業界で働くとなると、年収が気になりますよね。そこで今回は、最新の有価証券報告書をもとに調査したリフォーム業界の平均年収ランキングを紹介します。

リフォーム業界に興味のある方は、ぜひご覧になってみてください。

リフォーム業界の年収ランキングTOP16

それではさっそく、リフォーム業界の年収ランキングを紹介します。

今回の調査により、リフォーム業界は、企業によって年収の差が大きいことがわかりました。ランキング上位の企業は900万円を超える平均年収が報告されている一方で、下位の企業では全国の平均給与を下回る結果になっています。

いずれの企業でも、リフォームという夢のある仕事に携わることができますが、高年収を得たい方は、ステップアップに向けてしっかりと力を付ける必要がありそうです。

会社名 平均年収 「建築転職」における求人
職種 年収
第1位 大和ハウスリフォーム※1 965万円
第2位 住友林業 915万円 建築施工管理
意匠設計
338万円~
338万円~
第3位 積水化学工業 913万円
第4位 積水ハウス 859万円 カスタマーサービス 253~330万円
技術職(設計職) 500~1,000万円
技術職(施工管理職) 500~1,000万円
専任監理技術者 500~1,000万円
第5位 旭化成 753万円 アフターメンテナンス 370万円~
主任技術者 480万円~
監理技術者 432~540万円
建築施工管理 342万円~
意匠設計 348~800万円
事務 253万円~
中高層建物の企画営業 700~1,000万円
住宅提案営業 348~557万円
第6位 住友不動産 731万円 事務 300万円~
再開発推進担当(技能職) 500~1,000万円
ビル設計補助 450万円~
戸建住宅のアフターサービス 450~600万円
注文住宅のアフターサービス 350万円~
分譲マンションのアフターサービス 450万円~
第7位 文化シヤッター 715万円
第8位 LIXIL 686万円
第9位 ウィル 675万円
第10位 ニッソウ 597万円 施工管理(賃貸物件の原状回復工事) 420~700万円
第11位 安江工務店 504万円
第12位 日住サービス※2 491万円
第13位 土屋ホールディングス 455万円
第14位 エムビーエス 434万円
第15位 FUJIジャパン 399万円
第16位 エス・サイエンス 379万円

参考:2023年5月~2024年3月末時点の有価証券報告書
※1:親会社である大和ハウス工業の有価証券報告書を参照
※2:上場廃止のため2022年12月末時点の有価証券報告書を参照

平均年収700万円越えのリフォーム業者

大和ハウスリフォーム(大和ハウス工業)、住友林業、積水化学工業、積水ハウス、旭化成、住友不動産、文化シヤッター

上位7社では、700万円を超える平均年収が報告されていました。いずれも、リフォームのほかに、建築や不動産、社会インフラ、サイエンス、建材など、多岐にわたる事業を手掛けている大企業です。

高年収を得たい場合は、これらの企業に就職することを目標にステップアップしていくことになるでしょう。

平均年収が458万円超えのリフォーム業者

LIXIL、ウィル、ニッソウ、安江工務店、日住サービス

上位7社を除いた企業のうち、平均年収が458万円を超えていたのは、上記の5社です。令和4年度の全国の平均給与(国税庁「令和4年分民間給与実態統計調査」)が458万円であり、一般的なサラリーマンよりも高い年収を期待できる企業といえます。

建材や設備機器に強みを持つ「LIXIL」や、不動産売買をメイン事業とする「ウィル」、日本でも数少ない賃貸不動産業界のリフォーム専門会社「ニッソウ」など、個性豊かな企業が揃っています。

参考:令和4年分 民間給与実態統計調査(国税庁)

平均年収が458万円未満のリフォーム業者

土屋ホールディングス、エムビーエス、FUJIジャパン、エス・サイエンス

全国平均給与である458万円に満たなかったのは、上記の4社です。

高年収を期待するのは難しいものの、リフォームエキスパートとして高い評価と信頼性を誇る「土屋ホールディングス」、外壁素材の開発や外壁リフォームを強みとする「FUJIジャパン」など、専門性を発揮しながら、やりがいを感じやすい仕事ができる企業が名を連ねています。

リフォーム業界で需要のある職種

リフォーム業界でステップアップを実現するには、自分の能力を存分に発揮できる職種を見つけることが重要です。リフォーム業界には、営業・事務といった職種のほか、設計・施工管理・コーディネーターなど、さまざまな専門職があります。ここでは、リフォーム業界で需要のあるおすすめの職種を紹介します。

営業

リフォーム業界では、「営業職」の働きが非常に重要です。営業担当者は、顧客と接する機会が多く、安心感を与えられるとスムーズに計画を進められるからです。

建築やインテリアデザインの専門知識を持っていると信頼を得やすいだけでなく、説得力のある提案を行えます。また、エリア特有のローカル知識があると、より訴求力の高い会話をすることができ、実績を積み上げられるでしょう。

設計者

設計や施工管理などの専門職は、高度な知識や資格が求められるため、多くの企業で需要の高い職種といえます。リフォームにおいてはデザイナーと顧客のコミュニケーションが重要なので、会話が得意な「設計者」は、専門職のなかでも特に需要の高い人材です。

戸建住宅の設計だけであれば「二級建築士」の資格だけでも十分ですが、「一級建築士」を取得できると、より信頼される設計者になることができるでしょう。さらなるステップアップのために集合住宅の設計なども視野に入れるのであれば、一級建築士は必須資格です。

インテリアデザイナー

リフォームにおいては、限られたリソースで優れた空間を生み出すことが求められます。そのため、インテリアの工夫でよい空間を生み出す「インテリアデザイナー」も需要の高い職種です。

設計職と同様に、インテリアデザイナーにも高いコミュニケーション能力が求められます。親身なヒアリングで顧客の真のニーズを汲み取り、うまく形にしなければいけないからです。専門知識・スキルを身に付けるだけでなく、それらを発揮するのに必要な情報を集められるコミュニケーション能力の向上を意識すると、優れたインテリアデザイナーになれるでしょう。

リフォーム業界の実情は転職エージェントに聞いてみよう

今回は、企業の有価証券報告書をベースにリフォーム業界の年収ランキングを作成しました。しかし、多くの企業がリフォーム以外の事業を手掛けており、リフォーム関係の職種に就いたときの年収は不透明なので実情です。実際の年収や働き方については、業界の実情に精通したプロフェッショナルであるリフォーム業界専門の転職エージェントに聞いてみましょう。

リフォーム業界に興味がある方は、ぜひ「建築転職」にご相談ください。

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おわりに

リフォームは、老朽化した建物を回復し、より使いやすくする仕事です。住まいと生活に寄り添ったサービスを提供することで、顧客が喜ぶ姿を見ることができ、やりがいを感じながら働くことができるでしょう。

一方で、高年収を得るには、自分の強みを発揮しながらステップアップを実現する必要があります。ハウスメーカーや地域密着型の工務店などもリフォームを得意としているケースがあるため、選択肢が多いのもリフォーム業界のメリットです。業界に精通したプロフェッショナルである転職エージェントに相談しながら、やりがいと希望年収を両立できる職場を探してみてはいかがでしょうか。

リフォーム業界に挑戦したいという方は、ぜひ「建築転職」にご相談ください。

この記事を監修した人

プロフィール写真

株式会社トップリフォームPLUS
取締役
小森 武

保有資格:1級施工管理技士・一級建築士

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