一条工務店の転職・中途採用の情報、募集職種や仕事内容、求める人材、年収、福利厚生までまとめて紹介

一条工務店（株式会社一条工務店）は、1978年9月に設立された大手ハウスメーカーです。東京都江東区に本社を構えており、2022年現在の従業員数は6,200名となっています。

沖縄県以外の全国約500ヶ所に拠点をもち、工場は18か所、アメリカにも「ICHIJO USA」を設立するなど、国内のハウスメーカーの中でもトップクラスに規模の大きい事業展開をしている企業です。

一条工務店は、｢家は、性能。｣という企業ポリシーを掲げ、耐震性・耐火性・耐風性、断熱性…そして水の侵入を防ぐ「耐水害住宅」と、自然災害の多い日本において必要とされる高性能・高品質な住宅を顧客に届けることをミッションとしています。

当記事では、そんな一条工務店の企業情報や転職・中途採用の情報、募集職種や仕事内容、求める人材、年収、福利厚生についてご紹介していきます。

一条工務店への転職希望者が知っておくべき企業情報

一条工務店について理解するため、まず、その歴史から紐解いていきましょう。

一条工務店の歴史と現在

一条工務店は、東海地震の危険が叫ばれはじめた1978年に木造戸建注文住宅のメーカーとして誕生しています。当時はまだ70年代ですから、一般の家屋は木造住宅がほとんどです。そんな中、一条工務店は「耐震性」に住宅建築の未来を見出しました。

大学や研究機関と連携して、自社で耐震性、やがては耐火性、耐風性についての実験と検証を繰り返し、その結果、現在でも同業他社が追随を許さないほどの「家の性能」を向上させることに成功したハウスメーカーです。

そして2022年現在、一条工務店では、木造戸建注文住宅の建設以外にも顧客が安心して長く暮らすための「メンテナンス事業」や、購入時の資金計画をサポートする「住宅ローン事業」、免震構造、非常用自家発電設備などを積極的に採用する「マンション事業」も展開しています。

さらには、家づくりを世界に広げる「海外事業」やSDGsに貢献する「メガソーラー事業」を展開するなど、住宅に関する理想と問題解決を幅広く担うトータルなハウスメーカーとして確かな存在感を確立しています。

一条工務店の実績

5つのNo. 1
2020年〜2021年の住宅産業研究所・住宅産業新聞などの調査によると、一条工務店は、戸建住宅販売戸数、商品別販売棟数、展示場出展棟数、太陽光発電年間搭載率、蓄電池採用率で一位を獲得しています。

これまでの主な受賞・認定
一条工務店は国内外の評価期間から高い評価を受けています。主な受賞・認定歴をまとめると、

・ギネス世界記録TMトリプル認定
・耐水害住宅トリプル受賞
・省エネ7冠達成（「省エネ大賞」ほか、省エネ住宅に関する取り組みの評価）
・創エネ5冠達成（「地球温暖化防止活動環境大臣表彰」ほか、環境問題に関する取り組みの評価）
などがあります。

一条工務店の主な仕事内容

一条工務店の歴史や取り組み、建設業界での評価について学んだところで、本項では具体的な仕事内容を見ていきましょう。一条工務店での業務を大きく分類すると、住宅営業、設計、工事監督の三種類の部門に分けられます。以下に、それぞれの業務内容をまとめてみました。

住宅営業

住宅営業担当者の仕事は、住宅展示場で来場者の接客をはじめ、設計プランの提案・資金計画の相談・そして契約成就と、顧客が住宅を建てるまでに必要な一連のプロセスを担うことです。契約成就後は打ち合わせ、建築〜引き渡し、アフターサポートと最初から最後まで顧客の家造りに寄り添います。

設計

設計の仕事の中心は、顧客の希望に沿った図面を作ることです。図面を作成するにはスキル面だけではなく、顧客と深くコミュニケーションを取ることで潜在的なニーズを引き出すなど、傾聴し、専門知識を活かしてより良い家づくりの提案をする能力も必要となります。

そのほか、住宅営業担当者や工事監督と情報共有するなど、家が建つまでに関わる人々を繋ぐことも重要な仕事です。

工事監督

工事監督の仕事の中心は、工事現場で職人たちとコミュニケーションを取ることです。高気密、高断熱、全館床暖房など、一条工務店ならではの性能・設備を充分に発揮できる家づくりが出来るように話し合い、リーダーシップをもってチームをまとめ、複数の現場を同時進行で円滑に進行出来ることが理想とされます。

一条工務店は中途採用（キャリア採用）を募集している？求められる人材は？

さて、いよいよ本題です。一条工務店は中途採用（キャリア採用）を募集しているのでしょうか。コーポレートサイトを覗いてみると…ありました！

前項で挙げた主要となる部門のほか、電気工事士や配送ドライバー、企画営業などの求人も掲載されています（※2022年10月時点）。全国に支社を据えた規模の大きい企業ですから、季節を問わず、どの職種でも常に募集があると想像できます。

募集があると分かったところで、求められる人材についても各職種別に調べてみると…

住宅営業
・企業理念「お客様よりお客様の家づくりに熱心であろう」に共感できる。
・自由な社風の中でも自己管理ができる。
・高収入を得たい気持ちがある。

設計、工事監督
・基本理念・家づくりのポリシーに共感し、情熱を持って仕事に取り組める。
・お客様の気持ちを理解し、顧客が満足すること満足に喜びを感じられる。
・一級建築士の資格取得に全力で取り組める。（設計・二級建築士資格者）
・スキル・知識を活かして次世代のリーダーとして活躍したい気持ちがある。（工事監督）

と、表記されています。

どの部門でも共通するのは、「お客様に寄り添い熱心に家づくりに向き合う」という社風に沿ったマインドでしょう。「住宅」という人の人生の中でも大きな夢を扱う仕事ですから、採用面接では気持ちや人柄が重視されます。

また、設計、工事監督についてはそれぞれ専門の資格が必要となるため、求職者は希望する職種の必須条件を確認しましょう。

そのほか、入社後に各職種において新たに必要な資格を取得したい場合には、広く支援と補助があることも記されていました。

一条工務店の年収は？

調べてみると、一条工務店の全社員の平均年収は450万円という情報がみられました。しかし、役職手当、営業手当、資格手当、家族手当…と各種の手当の加算もあり、実際の年収は個々人で大きくばらつきがあるようです。

例えば、営業職の固定月給は約21万円〜31万円の間ですが、そこに契約成就数によるインセンティブが加算されるため、30代でも年収で1,200万円以上を稼ぐ社員も存在します。

そのほか、設計、工事監督では資格の有無によって月に1万5,000円程度の加算があり、さらに役職がつくことで、年収換算で500万〜650万円程度の収入となるでしょう。

尚、設計職の待遇や仕事内容についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

福利厚生は充実している？

つぎに、一条工務店の福利厚生についてはどうでしょうか。コーポレートサイトを開いてみると、一条工務店の福利厚生はとても充実している様子です。

アニバーサリー休暇やスポーツクラブ会員補助など健やかに休む（遊ぶ）制度が導入されているほか、家賃補助や各種社会保険などの生活を支える制度もしっかりと整備されています。目を引くところでは、ハウスメーカーならではと言える、一条工務店を利用して自宅を建築する際の割引制度もあります。

人生において一番大きな買い物と言っても過言ではない「マイホーム」を、自社から購入することでお得に建てられるなんて素晴らしいことではないでしょうか？社員の笑顔が目に浮かびますね。

そのほかにも、eラーニングや社内勉強合宿などのスキルアップにまつわる制度、ライフスタイルの変化に対応した産休・育休、復帰支援の制度があり、男性・女性を問わず働きやすい環境が整っています。

転職で一条工務店を狙うなら？

一条工務店への転職を希望する場合、個人の力だけではなく、転職のプロの手で求職者をサポートしてもらえる「転職エージェント」を利用するのが良い手段でしょう。

なぜなら、求職者が個人で企業に直接応募するより、転職エージェントを利用することで、全く同じ人材でも面接までこぎつけやすくなり結果的に成功確率がアップするからです。

特に、一条工務店のようなハウスメーカーに転職したい、設計、工事監督などの職歴を持つ建築系技術者の方であれば、同業界に特化した転職エージェントの利用をおすすめします。

建築系技術者の転職に特化した人材サービスを具体的に挙げると、「建築転職」があります。建築転職は「確かな腕・適正な価格・良い人柄 」を兼ね備えた、全国1万人の職人ネットワークを持っており、「建設業で働く人が選ぶ 転職エージェント No1」建築転職が3冠を達成した実績を誇る転職エージェントです。

建築転職の運営元であるトップリフォームは全国で施工請負を実施している会社でもあり、求職者の相談には建築現場を熟知したメンバーが担当します。企業情報の把握や、業務内容への理解度もバッチリ。専門的な要望にも親身になってアドバイスしてもらえます。

大手ハウスメーカーである一条工務店の取り扱っているので、建築業界で転職を考えているならぜひ一度相談してみてください。

おわりに

当記事では、一条工務店の企業情報や転職・中途採用の情報、募集職種や仕事内容、求める人材、年収、福利厚生についてご紹介しました。

効率的に転職活動を行うためには、業界に特化した転職エージェントに登録して、担当者とのカウンセリングで気軽に相談することがベストな手段です。求職者の皆さんが晴れて希望する企業に転職し、満足度の高い年収を得て、転職前より良い環境で生き生きと働けるよう願っています。