「週刊不動産経営」紙面掲載

週刊不動産経営(2025/11/17発行)に弊社代表 永井のインタビューが掲載されました。

※以下、一部抜粋

リモート施工管理で高品質・低価格を実現

全国1万人の職人ネットワークを構築

住宅リフォームの市場規模は年間6兆5000億円にのぼる。不動産会社系列をはじめとする大手企業が市場をリードしており、リフォーム会社は全国約1万社とされている。売上シェアをみてみると、上位10社の売上の合計はリフォーム市場全体の10%強にとどまっていることから、新規参入への障壁が比較的低く、かつ既存のリフォーム会社にも成長の余地は十分にある業界といえるだろう。

一方 、課題も存在する。それは慢性的な職人の不足である。技術を持った職人の高齢化や、若い世代の担い手不足から技術の継承が進んでおらず、現場では職人の奪い合いが起きているのが現状だ。こうした中、トップリフォーム(東京都品川区)では全国で約1万人の職人ネットワークを構築し、住宅リフォームの施工請負を手掛けている。2015年の創業以来、高品質と低価格の両立に加えホスピタリティも重視した施工によって着実に実績を積み重ね、現在は大手を中心に約200社が同社のサービスを採用している。

多くの施工案件を受注できる背景として、前述のように全国1万人にのぼる職人のネットワークの存在が大きい。代表取締役社長の永井良氏は「面談や現場での施工の様子を見ながら、技術や品質の面はもちろん人柄も含めて総合的に採用評価をいたします」と話す。職人の採用率はわずか2%ほど。厳格な審査を経ているからこそ、信頼性のある工事品質が顧客の高い評価につながっているのだ。

またトップリフォームでは現場の施工管理のDX化を推進しており、リモートでの施工管理業務を行っている。従来は施工管理の責任者が現場に直接赴く必要があったため、現地への移動時間を考慮しなければならなかった。一方、同社は施工管理業務をリモート対応とすることで、責任者は遠隔地から現場の職人へ的確な指示を送り、工期を短縮し業務を効率化。これによりコストの圧縮を実現している。

永井社長は「当社では施工管理の有資格者が数十名在籍しており、業務をリモートで行うことで年間4000件程度の工事をこなしています」と述べる。もちろん施工管理の業務品質も高いレベルを追求しており、国際的な品質規格「ISO9001」の認証を取得している。

このほかにも、設計・施工管理の人材採用に苦戦している企業向けのサービスとして、同社では人材紹介を積極的に展開。毎月500名を超える建設系技術者を紹介している。建築士や施工管理技士に特化した転職サービスのポータルサイト「建築転職」では、建設系技術者が自らエージェントとなって業界での転職を志望する求職者の転職をサポート。現場の実情を知る技術者がエージェントとなることで、よりリアルな企業の情報を知ることができると利用者から好評の声が上がっている。

この記事を監修した人

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株式会社トップリフォームPLUS
取締役
小森 武

保有資格:1級施工管理技士・一級建築士

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