建築・建設業界の転職で年収アップと働き方改善を両立するには?押さえておきたい6つのコツ

「年収は上げたいけれど、休日が減ったり残業が増えたりするのは避けたい」「今より楽な働き方にしたいけれど、収入は下げたくない」と考えていませんか。

建築・建設業界の転職では、年収と働き方のどちらかをあきらめなければならないと思われがちです。しかし実際には、自分の経験を正しく評価してくれる企業を選べば、両方を同時に改善できるケースも少なくありません。

そこで今回は、建築転職のキャリアアドバイザーへのインタビューをもとに、年収アップと働き方改善を両立する転職のコツを6つ紹介します。

なお、インタビューの内容は以下の動画でも詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

建築・建設業界で年収アップと働き方改善は両立できる?

結論から言うと、建築・建設業界では年収アップと働き方改善の両立は十分に目指せます。ここでは、その理由を2つに分けて紹介します。

  • 経験の中身によって評価が大きく変わる業界
  • 年収と休日の両方を改善できるケースも多い

経験の中身によって評価が大きく変わる業界

建築・建設業界では、同じ職種名でも経験の中身によって評価してくれる企業が大きく変わります。たとえば同じ建築施工管理でも、木造住宅を中心に経験してきた方と、RC造のマンションや商業施設を担当してきた方とでは、評価される企業が異なります。

つまり、今の会社では「当たり前」とされている経験でも、別の会社では高く評価され、より良い条件を提示される可能性があるということです。年収と働き方の両方を改善できるかどうかは、自分の経験を評価してくれる企業に出会えるかにかかっています。

年収と休日の両方を改善できるケースも多い

建築転職のキャリアアドバイザーによると、極端な例では「年収500万円で残業が月100時間近く」という方から相談を受けることもあるそうです。経験にもよりますが、こうしたケースでは年収アップと残業時間の削減を同時に実現できる可能性が高いといいます。

実際に建築転職では、年収600万〜900万円の施工管理求人や、完全週休2日制の設計求人なども扱っています。経験や資格によっては、年収750万円以上を目指せる求人もあります。

年収アップと働き方改善を両立する転職のコツ6選

ここからは、年収アップと働き方改善を両立するために押さえておきたいコツを6つ紹介します。

  • 自分の経験を「中身」で棚卸しする
  • 変えたいこと・残したいことの優先順位を決める
  • 求人票の条件だけでなく実態を確認する
  • 職務経歴書は規模・立場・担当業務まで具体的に書く
  • 非公開求人も視野に入れる
  • 年収の交渉は一人で抱え込まない

1. 自分の経験を「中身」で棚卸しする

最初に取り組みたいのが、これまでの経験の棚卸しです。経験年数や職種名だけでなく、次のような観点で整理してみましょう。

  • 担当した建物の種類(住宅、マンション、商業施設など)と構造
  • 工事の規模や請負金額
  • 元請けか下請けか
  • 新築か改修か
  • どの工程を担当してきたか

こうした中身まで整理しておくと、自分の強みがどの企業で活かせるのかが見えやすくなります。自分では判断しにくい場合は、建設業界に詳しいキャリアアドバイザーと一緒に整理するのも一つの方法です。

2. 変えたいこと・残したいことの優先順位を決める

年収も休日も勤務地も、すべてを一度に満たす求人は多くありません。そのため、「何を変えたいのか」「何を残したいのか」「何を優先するのか」を事前に整理しておくことが大切です。

たとえば、次のような希望の出し方が考えられます。

  • 年収を上げたいけれど、土日休みは譲れない
  • 施工管理の経験を活かして、発注者側へ移りたい
  • 転勤が多いので、地域を限定して働きたい
  • 1級建築施工管理技士を取得したので、大手企業を目指したい

優先順位がはっきりしていれば、求人を比較するときにも迷いにくくなります。希望がまだ明確でない場合も、話しながら整理していけば問題ありません。

3. 求人票の条件だけでなく実態を確認する

働き方を改善したいなら、求人票に書かれた条件をそのまま信じるのではなく、実態を確認することが欠かせません。求人票は限られたスペースで書かれているため、次のような点は読み取れないことがあります。

  • 「完全週休2日制」と書かれていても、休日出勤がどの程度あるのか
  • 「残業少なめ」と書かれていても、繁忙期や担当現場によってどれくらい変わるのか
  • 「施工管理」と書かれていても、新築中心なのか改修中心なのか
  • 一人で何件の現場を担当するのか
  • 直行直帰が可能なのか

年収が上がっても、入社後に休日出勤や残業が想定以上に多ければ、働き方は改善しません。面接で確認するほか、採用担当者や現場の責任者とつながりのある転職エージェントを通じて情報を得る、現場見学の機会を設けてもらうといった方法も有効です。

4. 職務経歴書は規模・立場・担当業務まで具体的に書く

年収アップを実現するには、自分の経験の価値を応募先に正しく伝える必要があります。建築業界の職務経歴書では、会社名や在籍期間だけでなく、担当した建物の構造や規模、工期、請負金額、現場での立場、担当業務まで具体的に書くことが重要です。

  • 伝わりにくい例:マンションの施工管理を担当
  • 伝わりやすい例:RC造12階建て・20億円規模のマンション新築工事で、工程・品質・安全管理を担当

後者のように書くと、採用担当者が経験のレベルを判断しやすくなり、条件面での評価にもつながります。

書類づくりに時間をかけられない方は、AIで履歴書・職務経歴書を作成できるサービスを活用するのもおすすめです。建築転職の「建築パス」では、経歴を入力すると志望する業界・業種に合わせた書類をAIが作成し、キャリアアドバイザーが一緒にブラッシュアップしてくれます。

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5. 非公開求人も視野に入れる

条件の良い求人ほど、一般には公開されていないことがあります。企業によっては、新しいプロジェクトに伴う採用や、管理職・責任者候補の採用、応募が集中しやすい好条件の求人などを、一般公開せずに募集しています。

公開求人だけを自分で探していると、希望に合う求人を見逃してしまう可能性があります。非公開求人を扱う転職エージェントに登録し、希望の職種や勤務地、年収、休日などを伝えておくと、条件に合う求人があったときに提案を受けられます。

6. 年収の交渉は一人で抱え込まない

内定後は、年収、入社日、配属先、働き方などの条件を確認します。しかし、「年収について自分から企業へ交渉するのは気が引ける」と感じる方も多いのではないでしょうか。

転職エージェントを利用していれば、これまでの経験や前職の条件を踏まえて、キャリアアドバイザーが企業と調整してくれます。年収アップを確実に実現するためにも、交渉は遠慮せずプロに相談しましょう。

転職を迷っている段階で考えておきたいこと

「まだ転職するかどうか決めていない」という方も、今のうちに考えておくと判断がしやすくなるポイントがあります。ここでは2つ紹介します。

  • 今の年収が経験に見合っているかを知る
  • 資格取得を待つべきか、今動くべきかを整理する

今の年収が経験に見合っているかを知る

今の会社で働き続けるにしても、自分の経験に対する年収相場を知っておくことは大切です。相場より大きく低い場合は、転職によって年収と働き方の両方を改善できる可能性があります。

転職エージェントの中には、転職を決めていない段階でも相談できるところがあります。求人を提案されても必ず応募する必要はなく、話を聞いたうえで今の会社に残るという選択も可能です。

資格取得を待つべきか、今動くべきかを整理する

「資格を取得してから転職すべきか、今動くべきか」と迷う方も少なくありません。資格があれば応募できる求人の幅は広がりますが、経験が浅い方や資格をまだ取得していない方が応募できる求人もあります。

今の経験でどのような求人を目指せるのかを一度確認したうえで、タイミングを判断するとよいでしょう。

まとめ

今回は、建築・建設業界の転職で年収アップと働き方改善を両立するためのコツを紹介しました。

建築・建設業界では、資格や経験年数だけでなく、「どのような建物を、どのくらいの規模で、どのような立場で担当してきたのか」という経験の中身によって評価が変わります。そのため、自分の経験を正しく評価してくれる企業を選べば、年収と働き方の両方を改善できる可能性があります。

とはいえ、自分の経験がどの企業でどの程度評価されるのかを一人で判断するのは難しいものです。建築業界に特化した転職エージェント『建築転職』なら、これまでの経験を一緒に整理したうえで、公開求人・非公開求人の両方から自分に合う企業の提案を受けられます。まずは『建築転職』に相談して、年収と働き方を両立できる転職先を探してみましょう。

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この記事を監修した人

プロフィール写真

株式会社トップリフォームPLUS
取締役
小森 武

保有資格:1級施工管理技士・一級建築士

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